「盛和塾で語られた福音」   
 株式会社 ユーアイシー   専務取締役 田 路 俊 章

 2002年8月6日(火)、大阪帝国ホテルで開催された「盛和塾北大阪例会」の様子について、ご報告をさせて頂きます。
 盛和塾は、京都セラミックの稲盛和夫会長が始められた、全国でも有数の経営塾(キリスト教系でない)で、この日、約100名近い経営者とその奥様の前(ほとんどがノンクリスチャン)で、ミッションバラバの吉田芳幸氏が講演された内容が、特筆すべき内容だったからです。
 私がこの集会に参加したのは、今から7年前、義父の経営する会社の手伝いをすることになった時に、ある人の勧めにより、この盛和塾に入塾させて頂いたことに始まります。
 そして、そこで、「世の為人の為に真剣に経営し、人生を生きておられる経営者」の方々の集りに感動し、驚きもしたことを鮮明に覚えています。
 即ち、物質主義が横行する日本社会で、これほどまでに、倫理について考えておられる経営者の集団があったことにビックリしました。
 彼らの経営体験発表は赤裸々で、プライドをかなぐり捨て、多勢の人の前で、経営上の失敗や挫折を話されます。
 そして、そこで得た反省や真理をいかに自分の経営に活かして来たか、また自分の人間としての成長に役立てて来たかなど、その真実な姿に、自らの甘さ、なまぬ るさを示されました。
 稲盛氏の経営哲学も、クリスチャン経営者の言葉と同じように深い真実がありました。
 「動機善なるか、私心なかりしか」「人生の結果、仕事の方程式=考え方×熱意×能力」「我欲を捨てれば、自然に、人間が幸せになるように、天から愛、秩序が送られている」など、自分のビジネスマンとしての姿勢、人間としての生き方を考える上で、多くの励ましと慰めを受けました。
 しかし、一方で、いつかきっと、盛和塾の中で、クリスチャンの講師を招き、聖書の真実、福音のすばらしさを伝える時が来るであろうことも願っていました。
 そして、今回、「元ヤクザの大親分、今、神学校の先生」と題されて、吉田芳幸氏が何ら教会の伝道会と変わらない歯に衣着せぬ 語りで、天地の造り主なる神がいかに祈りに応え、罪深い自分を変えてくださったかを、1時間30分にわたり、力強く講演されました。
 また、クリスチャンの奥様の大胆な祈りが、死に瀕する者を生きかえらせ、不治の病を癒し、吉田さん自身の悪行を止めさせたことを大胆に語って下さいました。
 そして、神様が見せてくださった地獄の状景を克明に語り、皆さんもこの地獄でなく、キリストを信じて天国に行ってほしいとも訴えられました。
 その後に続いた世話人代表のお話も、本当に素晴らしいものでした。
 人生の苦難、挫折を機会に、いかに真実と本当の愛を学び体験したかを、赤裸々に語って下さいました。 
 彼女は、吉田さんの後は語りやすいと、何度も「神様のお導き」「愛は神である」と言われ、あたかもクリスチャンの証のようでした。 
 また、彼女は、「学校教育の中で、子ども達の魂が傷つき、人生の目的を見失ってしまっているのは、『この子はどうしようもない。はみだしものである。』と言う、大人の考えを子ども達が敏感に受け止め、演じているだけである。」と熱く語られました。
 彼女は、大阪が、「少年非行の補導日本一」である現状に愕然とし、子ども達の健全育成の為に学校講演に走り回り、2年前に大阪に「メチャハピー祭り」を立ち上げられた素晴らしい方です。
 「世の中のお金の流れを、良い方向に変えなければならない。
 それは正しいことを、誰よりも一生懸命にすることである。」と、聴衆に熱っぽく語られました。
 そして、このお二人の話は互いに修飾し合い、より鮮明に神の存在、神の愛を浮き彫りにした様でした。 
 塾生の感想と質問も輝くものがありました。
 講師からどんな回答があったのかは、もし、お読み頂いた方のご関心が強ければ、次回に紹介させて頂きたいと思います。


質問1.「自分が行う小善が人を苦しめることがある。どう考えればよいか」
質問2.「先生から見た今の日本人の状況はどのようなものですか」
質問3.「神概念を教えていただきたい」
質問4.「イエスが唯一の神か」
質問5.「祈りは、世の為、人の為に祈るべきものと学んでいるが、
     現世的な祈りもして良いのか」
     「祈りで聞かれるもの、聞かれないものの違いは」