今世紀、期待されるVIP
神戸大学院生 一 橋 和 義
私は音楽療法の生理学的研究をしています。
誘われて、このところ続けて2回、VIP神戸の例会に参加させて頂きました。
一度は近江兄弟社の岩原侑社長から倒産企業の復興について、二度目は大阪北浜の「花外桜」の若女将徳光正子さんから老舗料亭の経営と油絵についての講演を聞かせて頂きました。
両方とも、その時に、私が直面していた問題に良い示唆を与えてくれました。
実社会を知らない者にとって、厳しい実業界で生き抜く姿を見せて頂いたことは大変参考になりました。
そこから、何か、勇気を頂いたような気もしました。
参加して本当に良かったと思います。
かつて、キリストは愛の思想と行動を身をもって示されました。
そして、人間平等の思想や、美しい賛美歌、そして、革新的な知識など、多くのものを継承した教会も、時の経過に従い、堅固な組織を持つものの特性として、魅力的なもの、そして、先進的なものを伝えて行く上で、躍動性を無くしつつあるのではないかと思います。
しかし、VIPクラブは次の2点において、個人や、教会、そして社会に良い影響を与えようとしているのではないかと思います。
ひとつは、社会の第一線で、聖書の理念に基づいた、実践的な生き方を学び合うことで、聖書をさらに深く知ろうとする知恵と勇気を、幅広く結集しようとしている点です。
また、もうひとつは、異業種間の交流を通して、より新しいヒントを自由に出し合うサロンが形成されつつある点です。
様々な友人が与えられ、かつ、新しいことを始める機会が与えられることは素晴らしいことです。
VIPでは例会の他に、少人数で語り合う場もあると聞きました。
私も、学生仲間を誘い、学生と社会人が共に語り合い、社会に役立つ夢を共有する場に、積極的に参加できればと思います。
これからも、よろしくお願い致します。
VIPの働きに寄せて!
<神戸から横浜に転宅した> 青 野 篤 子
当初、「VIPの働き」が始まると聞いた時、その趣旨に感動し、待ちに待った活動が始まり、本当に良かったと思った。
しかし、主婦となり、子育て中、まして、第二子を出産した身には、ビジネスマンの華やかな会合には全く縁もなく、毎回、届けられる案内を見てはため息を着いていた。
そんなある日、元カネボウ専務の三谷さんの講演があるとお聞きし、是非、この講演を聞きたいと思い、何とかテープをとって頂けないだろうかとお願いしたところ、快く受けて頂いた。
日本経済が低迷する中、どんな立場の方も必死で生きておられる。
ビジネス界のトップに立たれた、名うてのビジネスマンも神様に祈り、聖書の言葉に従って仕事をされたそうである。
そのようなことに親しみを覚え、励まされ、また、私も、神様を信じて歩んでいこうとの思いを新たにした。
ところで、毎日が闘いと言うのは、誰にでも共通のことである。
二匹の怪獣、いや、二人の子供に振り回されている私の場合も同様である。
そして、孤独であることも同様である。
是非とも、VIPの活動を通して、一人でも多くの方が、闘いと孤独から開放され、真に正しい方、真に自分を理解して下さる方に出会い、勇気付けられることを切望している。
信仰をもって仕事をする喜びと、平安を共に分かち合うことが出来たら、どんなに素晴らしいことだろうか。
お客様に会う時も、キリストを着ることが出来れば、重い兜やよろいを身に着ける必要は無い。
神様が語るべき言葉を与えて下さるからである。
三谷さんの講演の日を迎える前に、夫の転勤で、三谷さんの住む横浜に転宅することになったが、横浜の地でまた三谷さんにお会い出来ることを楽しみにしている。
私も、子供を大声で、怒鳴るのでは無く、キリストの言葉で語れるように、もっともっと強く祈ることを心掛けたい。